投資信託を積み立てていると、
ある日ふと画面を見て「マイナスになってる…」と驚くことがあります。
含み損になると不安になりますが、
結論からいえば 含み損は“普通のこと” であり、
正しい対処法を知っていれば怖がる必要はありません。
この記事では、初心者が損を拡大させないための
やさしい対処法をまとめています。
含み損は“悪いこと”ではない
投資信託は、株式・債券などの値動きによって価格が上下します。
そのため、
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相場が悪い時期
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世界情勢の変化
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金利上昇
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景気の停滞
こうした要因で短期的にマイナスになるのはごく普通のこと。
むしろ 含み損を経験したことがない人はいません。
含み損になった時の正しい対処法
① まずは“何もしない”ことが最大の対策
含み損を見ると売りたくなる気持ちは自然ですが、
短期の下落で売ってしまうと 損失が確定 してしまいます。
投資信託は短期で見ると上下しますが、
長期で見ると回復しやすい性質があります。
焦って動かないことが一番の対策です。
② 積立を続ける(むしろチャンス)
下がっている時期は、
同じ金額で 多くの口数が買える“お買い得”のタイミング です。
積立投資(ドルコスト平均法)は
高いときも安いときも同じ金額で買うため、
「安いときにたくさん買える」ことで将来のリターンが安定してきます。
含み損はむしろ 積立の追い風 と考えてOKです。
③ 損失の原因を“相場全体”で見る
含み損の原因が以下であれば、気にしなくて大丈夫です。
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世界株の調整
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金利上昇での一時的下落
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景気不安
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為替の影響
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一時的な市場の波
特定の商品が悪いのではなく、
市場全体の動きなら時間が経てば戻る可能性は高いです。
④ インデックスファンドなら回復力が強い
特に以下の投信は、
過去に何度も暴落を乗り越えて上昇してきました。
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S&P500
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全世界株式(オルカン)
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全米株式(VTI)
リーマンショック
コロナショック
ITバブル崩壊
歴史上の大きな下落でも、
長期で見ればしっかり回復しています。
信頼できる投信なら、過去のデータから見ても
“慌てる必要なし” です。
⑤ 積立額は無理のない範囲に調整してOK
不安で気持ちが落ち着かない場合は、
積立を止めるのではなく 金額を一時的に下げる のが最適です。
例
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1万円 → 5,000円
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3万円 → 1万円
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5,000円 → 1,000円
積立を完全に止めてしまうと、
「安いときに買えない」デメリットも出てしまいます。
ムリをせず、小さく続けることが大事です。
含み損になった時に“やってはいけない行動”
① 感情的に売ってしまうこと
含み損の最大の落とし穴は、
「不安で売ってしまう」こと。
下がったタイミングで売る=損失が確定
→ その後の回復に乗れない
→ 結果的にもっと損することもある
焦りは禁物です。
② SNSや掲示板の情報に惑わされる
「暴落が来る」「終わった」「逃げろ」
こうした言葉は、不安を煽るだけで根拠が弱いことがほとんど。
投資判断は 自分のルール に基づくことが大切です。
③ テーマ型や高コストの投信に乗り換える
含み損で不安になり、
「これから伸びそうなテーマ型」に走るのはNG。
手数料が高く、長期では市場平均に負けやすいです。
“やっぱり王道に戻るべきだった…”
と後悔する人が多いパターンです。
含み損は長期投資の“通過点”
投資信託は長期で資産形成するための商品です。
含み損は誰もが必ず経験しますが、
それは 成長への途中経過 にすぎません。
この基本を守っていれば、
含み損はそこまで怖くありません。
まとめ:含み損は焦らず、積立を続ければOK
含み損になったときは、
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何もしない
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積立を続ける
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相場全体を見て判断する
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無理なら積立額を下げる
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感情的に売らない
この5つだけ覚えておけば十分です。
投資信託は短期で判断すると失敗しやすいですが、
長期で続ければ結果は大きく変わります。
焦らず、ゆっくり続けていきましょう。