投資を始める多くの人が最初にぶつかる悩みが、
「S&P500とオルカン(全世界株)、どっちがいいの…?」
という問題です。
どちらも人気の投資信託で、新NISAでも圧倒的に支持されています。
結論から言うと、どちらを選んでも大きく失敗しません。
ですが、あなたの「性格」や「投資スタイル」によって向き・不向きがあります。
この記事では、違いと選び方を初心者でも迷わないようにまとめて解説します。
S&P500とオルカンの結論(最初に答え)
読者が一番知りたい部分を先にまとめます。
● 安定と安心を重視する → オルカン(全世界株)
世界全体に投資でき、1本で超分散。
● 成長性・リターン重視 → S&P500(米国株)
過去の実績が強く、世界トップ企業が勢揃い。
どちらも優良ファンドなので、最終的には「どちらが自分に合うか」で選べばOKです。
S&P500とは?(アメリカの代表企業500社に投資)
S&P500は、アメリカの大企業500社に投資するインデックスファンドです。
例:
-
Apple
-
Microsoft
-
Amazon
-
Google
-
Meta(Facebook)
-
NVIDIA
世界トップ企業の成長をそのまま取りにいくイメージ。
特徴
-
過去数十年、米国市場は右肩上がり
-
世界の株式市場の中心は今もアメリカ
-
成長性が高く、リターンも大きくなりやすい
-
新NISAでもトップ級の人気
「成長力を重視したい」人に向いています。
オルカン(全世界株)とは?(世界中にまるごと投資)
オルカンは、アメリカだけでなく世界40カ国以上に投資する“地球まるごと投資”のファンド。
構成イメージ
-
アメリカ
-
ヨーロッパ
-
日本
-
新興国
-
その他
特徴
-
1本で自動的に世界中へ分散
-
長期でとても安定しやすい
-
どの国が伸びても取りこぼしにくい
-
リスクを抑えて安心して積立できる
「最も初心者向けの投信」と言われる代表です。
S&P500とオルカンの3つの違い
① 分散の広さ
-
S&P500:アメリカだけ
-
オルカン:世界中
→ リスクを抑えたいならオルカン。
→ アメリカの成長を信じるならS&P500。
② リターンの傾向
-
S&P500 → リターンが大きい傾向、ブレもある
-
オルカン → 安定感が高く、値動きが穏やか
投資経験が浅い人には、値動きがマイルドなオルカンの方が続けやすい場合が多いです。
③ 投資の目的
-
攻めたい人 → S&P500
-
コツコツ安心したい人 → オルカン
目的があいまいであれば、オルカンの方が無難で後悔しにくい選択になります。
S&P500が向いている人
-
アメリカの成長力を信じている
-
過去の実績を重視したい
-
短期の値動きに動じない
-
攻めた投資が好き
-
将来的に高いリターンを狙いたい
こうした“成長重視タイプ”はS&P500と相性が良いです。
オルカンが向いている人
-
安定した資産形成をしたい
-
初めての投資で不安がある
-
値動きが荒いのは苦手
-
世界全体の成長に乗りたい
-
新NISAのつみたてを長く続けたい
“着実に増やしていきたいタイプ”はオルカンの方が続けやすいです。
S&P500とオルカン、どっちが正解?
どちらも優秀で、どれを選んでも長期で見ればプラスになりやすい投信です。
ただし初心者には、
✔ 迷ったらオルカン(全世界株式)
→ 後悔しづらく、心理的にも続けやすい
が最もおすすめ。
すでに投資に慣れている人や、リターン重視の人は、
✔ 成長力を求めるならS&P500
→ アメリカの強さを取りにいける
という選び方でOKです。
投信を買うには証券口座が必要です
インデックス投信はネット証券で簡単に買えます。
おすすめ証券会社
-
SBI証券
-
楽天証券
-
三菱UFJ eスマート証券
まとめ:初心者は「オルカン or S&P500」のどちらかで十分
-
安定重視 → オルカン
-
成長重視 → S&P500
-
どちらを選んでも長期で資産形成に向いている
この2つは、新NISA時代の“最適解”とも言われています。
初心者でも安心して始められる優良ファンドなので、自分のスタイルに合わせて選んでみてください。
