ネット上では「投資信託はやめとけ」という言葉を見かけることがあります。
これから投資を始めたい初心者にとって、こうした意見は不安になりますよね。
ですが結論からいえば、
“投資信託はやめとけ”はほとんど誤解 です。
正しい商品を選び、長期で続ければ、むしろ初心者に最適な投資方法です。
なぜ「やめとけ」と言われるのか?
その理由と、実際はどうなのかをわかりやすく整理して解説します。
「投資信託はやめとけ」と言われる主な理由
投資信託にはデメリットもあるため、間違った情報だけを見て不安に感じてしまう人がいます。
ここでは、よくある5つの理由を紹介します。
① 手数料が高い投資信託がある
投資信託には手数料(信託報酬)があり、
中には 年1%を超える高コスト商品 もあります。
特にアクティブファンドやテーマ型ファンドは手数料が高いため、
「投資信託=手数料が高い」というイメージが広まることがあります。
【本当のところ】
→ 低コストのインデックスファンドなら年0.1%前後で超優秀。
手数料が高い商品を避ければ問題ありません。
② 元本保証ではないから不安という声
投資信託は銀行預金と違い、元本保証ではありません。
市場が下がれば一時的にマイナスになります。
【本当のところ】
→ むしろ値動きがあるからリターンが期待できる。
→ 長期で見れば世界株式は右肩上がりのデータが豊富。
「必ず増える」とは言えませんが、
正しい商品を選び、長期で続ければプラスになりやすいです。
③ すぐに増えないから“やめとけ”と言われる
初心者の中には、
「1年で倍にしたい」「短期で大きく増やしたい」
という期待を持つ人もいます。
しかし投資信託は 長期でゆっくり増えるタイプの投資 のため、
短期で結果が出ないことに不満を感じ「意味ない」と言う人もいます。
【本当のところ】
→ 投資信託は 短期で稼ぐものではなく“複利で増やすもの”。
→ 時間を味方にすれば効果は大きい。
④ 景気の悪い時期に買ってしまうと落ちることがある
相場が大きく下がると、
「買った途端に下がった!やめとけばよかった」という声も出ます。
ですが、これも誤解です。
【本当のところ】
→ 毎月積立なら、高い時も安い時も同じ額で買うため、タイミングを気にしなくてOK。
→ 長期の積立は“どのタイミングで始めても大差が出にくい”というデータも多いです。
⑤ アクティブファンドやテーマ型で失敗した人の声が目立つ
AI、ロボット、アニメ、ゲームなど、
テーマ型ファンドは盛り上がる時期もありますが、
長期で見ると市場平均(インデックス)に勝てないことが多いです。
このような商品で損をして「投資信託はやめとけ」と言われるケースがあります。
【本当のところ】
→ 低コストのインデックスファンドとは別モノ。
→ インデックスはむしろ初心者向け。
実際のところ、投資信託は初心者に最も向いている投資
ここまでの「やめとけ理由」を見ると、
ほとんどが 誤解 または 商品選びのミス です。
正しい投資信託を選べば、
初心者が最も失敗しにくい投資方法になります。
理由は以下の通りです。
✔ 世界やアメリカなど成長市場に“丸ごと”投資できる
→ プロ級の分散投資が1本で完了
✔ 少額で始められる
→ 100円、1,000円から積立OK
✔ 毎月自動で買えて、手間がかからない
→ 忙しくても続けられる
✔ 長期ではプラスになりやすい
→ 世界全体の株価は歴史的に右肩上がり
✔ インデックスファンドは超低コスト
→ 年0.1%前後で手数料が抑えられる
では、どんな投資信託を選べばいいの?
初心者が安心して選べるのは次の2つです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
→ 世界にまるごと分散、リスクが低い
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→ アメリカの成長力を丸ごと取り込める
どちらも新NISAで圧倒的人気を誇る王道ファンドです。
証券口座を持っていない場合
投信を買うには、証券口座が必要です。
初心者向けは以下の3社。
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SBI証券(低コスト投信が豊富)
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楽天証券(操作が簡単)
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auカブコム証券(Pontaユーザー向け)
まとめ:「投資信託はやめとけ」はほとんどが誤解です
投資信託が否定される理由はありますが、
その多くは“商品選びの失敗”や“短期での値動き”が原因です。
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長期で積立する
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インデックスファンドを選ぶ
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手数料が安いものを選ぶ
これだけで、投資信託はむしろ 初心者に最適な投資方法 になります。
安心して始めたい人ほど、投資信託は大きな味方になってくれます。
