投資信託には
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毎月の積立(ドルコスト平均法)
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スポット買付(単発購入)
の2つの買い方があります。
初心者の多くが気になるのが、
「スポット買付ってアリなの?」という疑問。
結論からいえば、
スポット買付は“状況によってはアリ”だけど、初心者は積立が基本 です。
この記事では、スポット買付のメリット・注意点を分かりやすくまとめています。
スポット買付とは?
スポット買付(単発買付)とは、
一度にまとまった金額を買う方法 のことです。
例
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ボーナスで10万円分買う
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相場が下がったタイミングで一気に買う
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余ったお金を追加で買う
など、自由度が高い買い方です。
結論:スポット買付は「余裕資金」限定ならアリ
スポット買付が向いているのは、
次の3つに当てはまる場合だけです。
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銀行に余裕資金がある
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長期(10年以上)で投資を続けられる
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投資信託をすでに積立している
この条件なら、
追加投資としてスポット買付はアリ です。
【メリット】スポット買付が有効になる場面
① 相場が下がっている時に“安く買える”
株価が落ちている時期は、
同じ金額で多くの口数を買えます。
積立でも安く買えますが、
スポット買付なら 一気に買える分メリットが大きい 場面があります。
② ボーナスや余剰資金をすぐ活用できる
投資を続けていると、以下のような余剰資金が出ることがあります。
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ボーナス
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給料の残り
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副業収入
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臨時収入
このようなお金をすぐ投資に回したいとき、
スポット買付は便利です。
③ 投資額を早く増やし、複利の効果を高められる
投資は“時間”が最大の武器です。
もし余裕資金を早めに入れることができれば、
その分 複利が長く働く ため、将来のリターンが増えやすくなります。
【デメリット】初心者が注意すべき点
① タイミングを読む必要がある(読めなくて当たり前)
スポット買付で一番失敗しやすいのがコレ。
「今が底だ!」と思って買っても、
さらに下がることはよくあります。
相場の予想はプロでも難しいため、
初心者がタイミング投資をすると不安になりやすいです。
② 一度に大金を入れると、下落時に不安が大きくなる
スポット買付はまとめて買うため、
買った直後に下がると
「一気に損した…」
「積立にしておけばよかった」
と精神的に不安になります。
初心者がストレスを感じやすい買い方です。
③ 生活資金まで投資に回すのはNG
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生活費
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緊急用の資金
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数ヶ月以内に使う予定のお金
これらをスポット買付に使うのは危険です。
【初心者向け結論】積立が基本、余裕があればスポット
まとめると、初心者のベストな買い方はこれです。
✔ 基本は毎月積立(ドルコスト平均法)
→ タイミングに関係なく買える
→ 精神的にラク
→ 続けやすい
→ 長期で最も安定して増える
✔ 余裕資金がある時だけスポット買付
→ 下落時に追加投資できる
→ 複利の効果が高まる
→ ポートフォリオを強化できる
スポット買付に向いている商品
追加投資するなら、長期で安定しやすい王道ファンドが最適です。
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eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
この2つなら初心者でも安心して持てます。
初心者向けスポット買付の“おすすめ手順”
迷ったらこの流れでOK。
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毎月積立を継続
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余剰資金があるか確認
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ライフプランに支障がないかチェック
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市場が落ちている時に少しだけ追加
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追加後は値動きを気にしない
これが最も失敗しない形です。
まとめ:スポット買付は“余裕資金”でやるならアリ
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スポット買付は自由度が高く便利
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ただしタイミング投資になりやすく、初心者は不安が大きい
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積立を基本にしつつ、余裕資金だけ追加購入するのが最適
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オルカン・S&P500なら長期で安心
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焦らずゆっくり投資額を増やすことが大切
投資は「続ける力」が最も大切です。
積立を土台にしつつ、無理のない範囲でスポットを活用しましょう。
