投資信託の分配金とは?初心者でも迷わないしくみをやさしく解説
投資信託を調べていると 、「分配金」という言葉をよく見かけます。
「もらえるならお得そう」「高い分配金に惹かれる…」
と感じる初心者も多いものです。
ですが実は、分配金には メリットもデメリットもある ため、
仕組みを正しく理解しておくことがとても大切です。
この記事では、初心者が知っておくべき分配金の基礎をわかりやすくまとめています。
分配金とは?
投資信託の 収益の一部を投資家に支払う仕組み のことです。
投信が
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株の配当
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債券の利息
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売買益
などで利益を得ると、その一部を投資家に「現金」で渡す場合があります。
これが分配金です。
ただし、分配金=“必ず儲かる”という意味ではない
ここが特に誤解されやすいポイント。
分配金は利益とは限りません。
場合によっては、あなたが投資した元本から支払われていることもあります。
分配金には2種類ある
① 普通分配金(利益から支払われる分配金)
投信が利益を出したときに、
その利益の一部を分配金として支払うもの。
これはもっとも健全です。
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税金がかかる
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投資そのものの成果として自然
② 特別分配金(あなたの元本を取り崩して支払われる分配金)
実はこっちのほうが要注意。
利益が出ていないのに“無理やり支払う” 分配金です。
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元本が減る
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資産は増えにくい
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長期投資では損につながりやすい
高配当系の毎月分配型がこれに該当する場合があります。
分配金を受け取るメリット
✔ 現金収入が得られる
投信が利益を出したとき、現金で受け取れるのは嬉しいポイント。
✔ 老後の取り崩しに使いやすい
年金感覚で毎月・半年ごとに収入を得られます。
分配金のデメリット
✔ 税金が引かれる
普通分配金は20.315%の税金がかかります。
受け取るだけで手元のお金が減りやすい点がデメリットです。
✔ 複利の力が弱くなる
最大のデメリットがこれ。
分配金を受け取ると、
資産に再投資されにくいため 複利が効かなくなり、増え方が遅くなります。
✔ 毎月分配型は“元本から払われている”可能性がある
投信の中には、
魅力的に見せるために「高い分配金」を無理に出しているものもあります。
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基準価額がどんどん下がる
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資産が痩せていく
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長期では不利になる
というケースも多く、初心者には向きません。
インデックス投信は「自動で再投資」されるので安心
初心者に人気の
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オルカン
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S&P500
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全米株式
などのインデックスファンドは、
分配金を自動的に内部で再投資 してくれます。
そのため
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税金がかからない
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複利が効く
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放置でOK
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資産が育ちやすい
という大きなメリットがあります。
長期で資産形成するなら、再投資型のインデックスがおすすめです。
分配金は「もらうより、再投資したほうが増える」が基本
分配金を受け取ると、
一時的に現金が増えたように感じますが、
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税金が引かれる
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複利が弱くなる
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元本が減っている可能性もある
など、長期では不利になることも多いです。
長く積立を続けたい初心者は、
分配金が“自動で再投資される”投資信託を選ぶのが最適 です。
どんな人が分配金型を選ぶべき?
老後の毎月の生活費がほしい人
定期的な現金収入が必要ならアリです。
経験者で、資産管理を自分で行いたい人
分配金を受け取って、自分で再投資するスタイルの人向け。
初心者が選ぶべき投信はこれ
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eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
どちらも分配金を内部で再投資するタイプで、複利が最大限に働きます。
まとめ:初心者は「分配金=再投資型」を選べばOK
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分配金は“もらえる=得”とは限らない
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複利が弱くなるため、長期では不利なこともある
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毎月分配型は特別分配金(元本取り崩し)の場合も
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インデックス投信は再投資されるので安心
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初心者は無理なく資産が増える「再投資型」がおすすめ
分配金の仕組みを理解しておけば、
投資信託選びで迷うことが大きく減ります。
