投資を始めると必ず迷うのが、
「全米株」「S&P500」「全世界株」 のどれを買うべきかという問題。
名前が似ていて違いが分かりにくく、
初心者が最初にぶつかる“定番の壁”です。
この記事では、この3つの違いを
わかりやすく・実績ベース・初心者向け に比較していきます。
まず結論|迷ったらこれ
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迷ったら → 全世界株(オルカン)
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リターン重視 → S&P500
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より攻めたい → 全米株(VTI)
この3つはどれも優秀ですが、
“性格・目的・リスク許容度” で選ぶのが正解です。
① 3つの違いが一瞬で分かる比較表
| 指標 | 全世界株(オルカン) | S&P500 | 全米株(VTI) |
|---|---|---|---|
| 投資対象 | 世界中の株式 | 米国の大型500社 | 米国のほぼ全株(約4,000社) |
| リスク | 中 | やや高い | 高め |
| リターン | 中 | 高い | やや高い |
| 分散性 | ◎ 世界全体 | ◯ 米国のみ | ◯ 米国のみ(企業数多め) |
| 初心者向け | ◎ | 〇 | △ |
| 値動き | 安定 | 中程度 | S&P500より大きめ |
② 投資対象の違いを理解する(ここが超重要)
ファンドの性格は 「どこの企業に投資しているか」 で決まります。
全世界株(オルカン)
世界中の企業に投資
→ 分散性が最大
→ その国の未来を気にせず“世界平均”を取りに行ける
米国:約60%
日本・欧州:約30%
新興国:約10%
“世界全体が成長する限り、その恩恵を受けられる fund”。
S&P500
米国の代表的な大企業500社に投資
→ 米国の“トップ企業の平均”を買うイメージ
例
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Apple
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Microsoft
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Amazon
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Google
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NVIDIA
世界を動かす企業ばかり。
“米国集中だが安定して強い”のが特徴。
全米株(VTI)
米国の4,000社にまるごと投資
→ 米国の大企業から小型株まで幅広い
S&P500より分散されているが、
小型株の影響で値動きはやや大きめ。
“米国の全部を丸ごと買う最強セット”。
③ 過去の実績(長期リターンの傾向)
20年スパンで見ると…
1位:全米株(VTI)
2位:S&P500
3位:全世界株(オルカン)
ただし、
全米株とS&P500は ほぼ同じ動きをする ので、
初心者は違いを深く気にしなくてOK。
ポイント
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全世界株は安定&リスク低め
-
全米株とS&P500は成長力が高い
“どれが1番優秀”ではなく、
“どれがあなたに合っているか”が一番大事です。
④ 初心者が迷いやすいポイントを解説
全世界株は伸びが低い?
→ 実はそんなことはなく、「安定性の高さ」が武器。
市場の半分は米国のため
“実質アメリカ60%の世界版S&P500”。
全米株はS&P500より強い?
→ 基本はほぼ同じ。
違いは「小型株を含むため、値動きが大きい」部分だけ。
中級者〜上級者向け。
S&P500は1本で十分?
→ 長期投資なら問題なし。
ただし、米国の未来に賭ける形になるので
“世界全体の分散”ではない点に注意。
⑤ 性格タイプ別のおすすめ
とにかく迷いたくない
→ 全世界株(オルカン)
長期でガツンと増やしたい
→ S&P500
攻めも分散も欲しい中級者
→ 全米株(VTI)
(※つみたてNISAには上場投信版の全米株式インデックスファンドが存在)
暴落が怖い(精神的に弱め)
→ 全世界株
米国の未来を信じたい
→ S&P500 or 全米株
投資経験があり、攻めたいタイプ
→
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S&P500 70%
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全米株 20%
-
全世界株 10%
など組み合わせもOK。
⑥ 積立NISAならどれが正解?
全部OKだが、
最も初心者向けで続けやすいのは
オルカン or S&P500。
理由
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暴落時でも耐えやすい
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超長期向き
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継続が最優先だから
全米株も選べるが、
値動きに不安がある人は少額推奨。
まとめ:違いはあっても“どれも優秀”が事実
3つすべてが優秀で、
長期投資に適したインデックスです。
まとめると…
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全世界株:迷ったらこれ。世界全体の平均が取れる安全型
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S&P500:米国の強さに賭ける。実績・成長性が高い
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全米株:米国企業を丸ごと買う。攻めさと分散を両取り
どれが最適かは、
あなたのリスク許容度と「どれが落ち着くか」で決まります。
焦らず、自分に合った1本を選びましょう。
